五七忌 [家族]
とーちゃんが逝って三十五日。
しなければならないことが山ほど。
あらためて、「人が亡くなる」ということの大変さを思い知る。
食事の時、向かい側にいたとーちゃん。
仕事場で、モニター越しに頭だけ見えたとーちゃん。
うっかり、 「なに食べる?」 と聞いたりして。
正直に言おう。
けっこう辛い。
とーちゃんと私、1+1=2 でやっていた仕事を
新米未亡人と病気持ちの長男は 1+1=0.7 というヘンな計算で続けている。
言葉には出さないけれど、それとなく母と兄を気遣う次男。
自分では判っていないだろうけれど、その心遣いがどれだけ私を救ってくれたことか。
ねぇ、とーちゃん。
わたしは43年間の結婚生活、それなりに幸せだったよ。
あなたは幸せだった?
2016-03-08 09:43